宅配便のおじさんと私の仁義なき戦い
「Amazonお急ぎ便」に登録して以来、何かを注文する時はかなりの頻度でAmazonを使っている。特に平日は帰りが遅く、帰宅するのは11時過ぎなので大抵のお店が閉まっているし、途中でお店に寄って帰るのも面倒だからだ。
Amazonであれば欲しいものを検索し、レビューをざっと見て、4タップくらいで購入手続きが出来るのであとは携帯電話をぶん投げて寝れば良いからお気に入りなのである。欲しいと思ったら、すぐ欲しいタイプの人間なので次の日には届くのも嬉しい。
しかしそんな素敵なサービスとは裏腹に、宅配便のおじさんのやんちゃさには結構苦労している。とにかくうちの地域担当のおじさんは中々の曲者で、まず間違いなく私の手が離せない時を狙い済ましたかの様にお届けしにくるのだ。「もうこのおじさん、ゴルゴ13なんじゃないの?」と思うくらいのピンポイントぶりなのである。
宅配便のおじさんと私の仁義なき戦い
(1)トイレに入っている時
腹痛は突然やってくる。前々からあと2時間くらいでお腹が痛くなるよ的な「腹痛タイマー」なるものが完成すればノーベル平和賞ものだなと思っている私だが、現状はそんなもの出来るはずもないので、いつ来るか分からない腹痛を常に憂慮しながら生活しているのである。しかし悲しいかな宅配便を指定している時間帯にお腹が痛くなる事も往々してあるのだ。
私もそこまでバカではないので「もしかしたらおじちゃんが来るかもしれない。」と思って我慢をするものの途中で、何故自宅にいるのにトイレを我慢しなければならないのか?みたいな哲学的な事を考えはじめ、トイレに直行→ピンポンである。
(2)料理中、炒め始めた瞬間
私は基本時間指定をする時、土日の18時~20時でお願いする事が多い。昼間はお買い物に行ったり、お散歩したりと忙しく、とてもじゃないが宅配便を受け取れる精神状態ではないからだ。18時~20時というと特筆すべきトピックスは晩御飯である。これもトイレと同じ様に我慢するのだが平日は仕事が忙しくて碌にご飯が食べられないのに何故土日までご飯を我慢しなければいけないのか?みたいな哲学的な事を考えて、炒めだす→ピンポンである。
(3)5分の外出
極稀に、少しばかり外出しなければならない事がある。たった5分くらい。そうたったの5分である、秒にして300秒。ちなみに2時間は7200秒なので
実に6900秒は自宅で待機しているにも関わらず、家を出た瞬間には決まった様に不在票がねじ込まれているのだ。
電話に出ない
宅配をしてもらう時におじさんとコミュニケーションを取る事が円滑な受け渡しには必要不可欠である。彼らも暇な訳ではない、与えられるばかりで文句ばかり言っていても仕方ないので
こちらからも積極的に働きかけ、お互い尊重しあう事が重要なのだ。そんな事を急に思い立ち電話をしてみたが、運転中なのか出ない。
運転中なら仕方ないなと部屋の隅っこで体育座りして待機しているのだが、待てど暮らせど一向に折電がかかってこない。携帯を見ていないのだろうか。
そうこうしている内に(1)(2)の状態になって→ピンポンである。
一瞬目を離した隙に不在票を差し込んできて、電話したらすぐ来るといったのに全然来なくてまた目を離した隙に不在票を差し込んできた
なんなの?