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自省log

毎日5分をムダにしたな。と思えるブログ

突然、同窓会にブラジル人が来ることになった。

考察ネタ 小話ネタ 脱力系

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先日、大学時代の友人と飲んだのだが当日になって友人から
「今日ブラジル人連れてくからよろしく!!」みたいなメールが飛んできた。ちょっと理解出来ずに二度見してしまったのだが、どうやら飲み会にブラジル人が来るらしい。

今回の飲み会は約3年ぶりに学友が集まる同窓会、近況報告など積もる話は山ほどあるのだ。そんなところに違う大学どころか、違う国の人が来てしまう意味不明さに私は混乱した。

友人に経緯を聞いてみると「最近、知り合ったから」と、全然今日じゃなくても良くない?みたいな回答が返ってきたのだが一度言い出したら聞かないタイプなので、受け入れる事にする。

でもいきなりブラジル人とどのような会話をすれば良いのだろう。
ネットで検索してみても「いきなりブラジル人と飲み会する時の10コの対処法」みたいな記事はない。
このままだと全員があまり上手いこと絡めず、孤立してしまう可能性が高いのだ。

こうなったら「コミュニケーションはエンターティメント」を自称する私が一肌脱ぐ事にしよう。
まずはブラジルについて予習する。ブラジルと聞いて、パッと思いつく限りの情報をひねり出すと

・サッカー
・ラテン
・コーヒー

こんなものが出てきた。確実に3分くらいで会話が終わる自信がある。何しろどれも詳しくないのだ。

サッカーはもう随分やっていないし、ラテン系音楽もほとんど聞いたことがない、コーヒーはドトールでいいやってなるくらいなんでも良いタイプなのである。

このままの状態でブラジル人と話しても、「このまま地下に進んだらブラジル着きますね」みたいな事を言って無視されるのが関の山だ。それなら勉強をするしかない。

上記の中で最も私に近しいものはサッカーだ。最近も日本代表戦が盛り上がってるし、体育でやった経験もある。きっとブラジル人ならサッカーも好きに違いないから盛り上がること間違いなし。

ルールを調べる

ルールは複雑怪奇だったが、この辺を重点的に予習した。

・11人対11人でやる
・手は使ってはいけない
・オフサイドが出来た経緯及び、適応される条件と適応されない条件から考える戦術論

過去の選手を調べる

あの選手はすごかったなぁみたいな会話は盛り上がる事が多いので、歴代のブラジル人サッカー選手を調べる。

ペレ     サッカーの王様
ジーコ    サッカーの神様
リバウド  ?
ロナウド  ??
ロナウジーニョ  ???
ロビーニョ  ????

覚えづらすぎ。取り敢えず、「うにゃうにゃウド~」みたいな感じでごまかそう。

オフサイドについて調べる

全てのパターンを頭に入れた。今にも線審が出来てしまうくらいの知識量だ。
これで確実にトークが盛り上がるに違いない。「おいおい、完全にオフサイドだろ」ってツッコミも出来そうだ。

勉強の成果を見せつけよう

そんなこんなを調べていたらあっという間に2時間が経過していた。
集中していると時間が経つのも早い。私は着替えもそこそこに待ち合わせ場所へ赴いた。

どうやら友人とブラジル人はもう既に着いている様だ。緊張はピークに達している。
第一声が肝心。私は努めて明るくポルトガル語で挨拶をした

私「Ola!(オラ!)」

ブ「本日はお邪魔しちゃってすいません、宜しくお願いします。」


!!!!!!!!!!?

結論からお話すると彼はブラジル人だが、両親の仕事の関係で12年日本に住んでおり日本語もペラペラ。しかもラテン音楽はあまり聴かないし、コーヒーより緑茶派。
サッカーに至っては、ブラジル人=サッカー好きと思われる事が多すぎて逆に嫌いだそうだ。好きな食べ物はさば寿司。

結局、飲み会が終わるまで私のサッカートークが繰り広げられる事はなかった。
彼も孤立どころかブラジリアン特有の軽快なトークで、完全に場を支配している。
あの2時間はなんだったのだろう。

「おいおい、完全にオフサイドだろ」自分にそうツッコミ、さば寿司を頬張る。
涙で濡れたさば寿司はいつもより酸っぱく感じた。

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