自省log

毎日5分をムダにしたな。と思えるブログ

ネコ型にはまだまだ及ばない。

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以前の記事でも紹介したことがあるのだが我が家にはルンバがある。

ハチと私のタイトルマッチ - 自省log

発売当初は革新的な掃除機として一世を風靡したものの、我が家では現状ポンコツとしてほぼ使われずその辺に置いてある。

当時、家電量販店でルンバを見かけた私は即座に購入を決意した。
なにより掃除が億劫だったからである。今でこそ、掃除はちゃんとするがまだ20代前半だった私はとにかく掃除が嫌い。なんとか掃除をしないで生きる方法を考えていたのでその出会いに感動した事を覚えている。

部屋に放っておけば勝手に掃除をしてくれ、充電が切れそうになったら自ら充電器に戻る。なんてお利口さんなんだろう。気付けば、3万をポンと出していた。
そんなルンバに「ゴミトリー」と言う愛称をつけて、早速使ってみることにする。

時間は20分。彼なら難なくやり遂げてくれるだろう。
ゴミトリーは私の手を離れ「ヴィーーン」と快調な音を鳴らしながら掃除をし始めた。
彼も初仕事が嬉しい様だ。心なしか彼の「ヴィーーン」にも喜びの感情が見える。これは頼もしい味方が出来た。

「頼んだぞ!!」

と一声かけて風呂場へ。彼は部屋、私は風呂。仕事を分担出来るので効率は2倍だった。しかし、5分くらいすると突然音が消えた。何かあったかと、駆け足で部屋戻る。するとゴミトリーは

コードに突っこみ、がんじ絡めになって止まっていた。

??

ゴミトリーには障害物を回避する機能があるが、コードなど地面に置いてあるものには弱いようだ。まぁでもその様が可愛かったので

「コードの方に行ったらダメだよ。」

と優しく注意して掃除を再開させる。

誰にだって失敗はある。ゴミトリーも初めてのお仕事で緊張しているのだ。
それに心なしか彼の「ヴィーーン」にも反省の色が見える。次こそちゃんと達成してくれるだろう。
ゴミトリーがコードに絡まない様、机の上にあげサポートしよう。今度こそ大丈夫だと安堵の面持ちで風呂場に戻った。

その5分後、また音が消えた。しかし、ちゃんとコードも机の上に上げたし今度はどうした。半ば呆れながら部屋に戻るとゴミトリーは

ベッドの隙間に挟まって止まっていた。

!??

どうやら我が家のベッドは彼がちょうど入り込める隙間を有していたらしい。苦笑いをしながらベッドの下に余った布団などを敷き詰め部屋を後にする。
この時点でウスウス普通に掃除機をかけた方が早い気がしていたが、せっかく3万もかけて買ってきたのである。ゴミトリーを活躍させたい一心で、成功を祈り続けた。

それから10分。部屋からゴミトリーの音が消えた。設定が20分だったので、ちょうど終了している頃合いだ。やっとやり遂げたか。確かに多少お茶目なところもあるけど可愛いヤツである。

しっかり仕事を終えた彼に労いの言葉をかけてやろうと、部屋に戻った私は崩れ落ちた。ゴミトリーは

なんか知らないけど、ひっくり返って止まっていた。

もうダメだ、こいつ…

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