圧倒的な文章の引力に、ただ心をときめかせる。
この記事が最高だった。2行目くらいにはグアーーーって引きこまれて最後まで読まされてしまった。なんだこの文章。思わずニヤついてしまったではないか。
「圧倒的な文章には引力がある」これは僕が今考えた持論なんだけど、たとえば加藤はいねさんとか、最近だと「スタバでダベる女子大生」の人とか、コンビニ店長とか。すごいんすよ。吸い付けられるんですよ。
読者を「自分が書いた世界」に数行で、いやもしかしたら数十文字でどっぷりと引きずり込んでくるんですよ。だから、数千文字のテキスト羅列だってストレスなく読み切ることができるんですよね。
こちとら、スマホで見てますからね。没入を阻害するものってちょっと考えればたくさんあるんです。でもそんなの関係ない。引きつけられる、その世界に。ただテキストが並んだだけの脆弱な世界に。
引力ある文章に遭遇して「読んだ」んじゃなくて「読まされてしまった」という感覚を覚えることないですか。なんなんすかね、あの現象。文字を読む目を止めたくても止められない、他の雑音が聞こえなくなって気づいたら最後まで読んでしまっていた、みたいな。すこぶる快感なやつ。
こういうテキストに出会うと嬉しくなる。そして、同時に憧れで胸が苦しくなるんです。どんなにたくさん書いたって、ガッツリ編集を入れたってここまでの文章が書ける人はそういないのだから。
センテンスの妙なのか、リズムなのか、はたまたそんなものを超越した何かなのか。詳しいところはよく分からないけれど、そういう文章って確かにある。
そんな素敵なものをいつの日か書けるようになりたいって思っているし、デバイスの進化によってコンテンツが変わり続けても「人の心を動かすテキスト」が廃れないことをただただ願っているんだ。
すごい文章の"読まされてしまった"感覚がすごく好き。二行目にはその世界に引き込まれて、一度も集中力を途切れさせず読み切らされた爽快感というか。小説とかだと没入しても一気読みは難しいから1500文字くらいでそういう体験ができる「ブログ」がやっぱ好きだし、自分もそういうものを作りたい
— ツベルクリン良平 (@tube_ryo) 2016年4月15日