自省log

毎日5分をムダにしたな。と思えるブログ

「自分はクサい」と思って、これまで生きてきた。

「あれ?オレって臭くね?」

小学校高学年のときだ。私は、ある日突然こんなことを思った。

もしかしたら気づかなかっただけでなにか予兆があったのかもしれないけれど、突発的にこんな風に思ったことを覚えている。

自分の体臭が、自分の吐息が、とてつもなく不快なのではないか。もしかしたら腐ったうんこみたいなことになっているんじゃないのか。

人より少しばかりおませさんだった幼い脳裏には、そんな不安が満ち満ちていく。その日から私は妙に匂いというものを意識し始めた。

例えば

朝は必ずシャンプーをする。

私の親父は40過ぎで私を生んだので、物心がついた頃には50を過ぎた正真正銘の親父だった。そして、朝起きた瞬間からマックスで臭かった。

おませさんだった私は、そんな親父を見て「朝は自分も臭いに違いない」そう、思ったものだ。その日から今日に至るまで、一度足りとも出かける前のシャワーを欠かしたことはない。

歯をこれでもかと磨く

私のハミガキは長い。ネットで「磨き過ぎは逆に良くない」的な記事を見ても、不乱に磨く。舌苔はこれでもかと取る。ただ磨き方が下手なので4日くらいで歯ブラシがダメになっちゃう。

距離を取って話すようになった

誰かと話すとき近距離であれば、老若男女・犬・猫・カンガルー、どんな動物に対しても相手に鼻がある場合、距離を取るようになった。だって体臭・口臭が気になるんだから。
物理的に距離が取れないケース(電車の中とか、狭い店とか)では少しでも距離を取るため、仰け反って話すという涙ぐましい努力をしている。

笑うときは手を添える

私は割と笑い上戸なタイプなのだが、「笑う」という行為によってジェット噴射のごとく吐き出される吐息も臭い可能性は十分にある。
その点を考慮し、手を添えて笑うようなった。自分の手が少しでも臭いを消し去ってくれると、ただただ信じて。

ミンティアとかガムが欠かせない

だいたいなんか口に含んでいる。「口寂しいの?赤ちゃんみたいだね?死ねば?」みたいなことをよくいわれるが決して口寂しいわけではない。臭いが気になるだけだ。


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以上である。

幼少期からこれらの行為を20年近く続けたばかりに、もはや「癖」と化し、意識しても治せないところまで進行してしまっている。単なる強迫観念なのかもしれないが、それでも気になってしまうのは人の性なのだろう。

その他にも、

  • 電車で私が乗った瞬間に周りの人が鼻をスンスンし始めると、スンスンの数だけ心拍数が上がる。
  • 話している最中、相手が鼻をこすると、自分の全身を八つ裂きにしたくなる。

こんなパターンもある。なんというか、すごい気になる。

皆さんは、「自分の臭い」に対してどのように折り合いをつけているのだろうか。あまり気にしない?そもそも臭くない?
とりあえず、人類に鼻なんてなければみんなハッピーなのに。ソムリエ以外。
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