自省log

毎日5分をムダにしたな。と思えるブログ

もう人生ダル過ぎるからナマケモノになりたいと思って調べた。

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もう最近人生ダルいな~なんて思ってまして、疲れが溜まっているからか昨日の雹と豪雨で地元近くが水没したからか分からないんですけど、もう人生ってしんどいこと多いじゃないすか。

そこでね、僕思ったんです。

あ、ナマケモノになれば良いんだ!

って。
ナマケモノになったら何もかもどうでも良くなって全部解決するじゃんって。
だからナマケモノについて調べてみることにしました。まずは分析して、ゆくゆくはナマケモノになろうと本記事ではナマケモノの生態等についてまとめてみます。

あーあと念の為言っておきますが「怠け者」ではないですよ。それはもうなってますからね。

もう人生ダル過ぎるからナマケモノになりたいと思って調べた。

ナマケモノの生態とか

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Photo byАлександр !
ナマケモノとは哺乳綱異節上目有毛目ナマケモノ亜目 (Folivora) の総称で漢字では「樹懶」と書きます。体長50~64センチメートルで、体重は4キロ~9キロと小さめなんですね。

その緩慢でものぐさな動作が名前の由来とされますが、顔も確かにTHE・怠け者って感じなのでなんとも言い得て妙なお名前。
南アメリカなどの熱帯林に生息し、哺乳類なのに変温動物だったり生態から既に世の理を無視する怠けっぷりに清々しさすら覚えます。

ナマケモノの睡眠時間

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ナマケモノは夜行性で1日15時間から最長で20時間睡眠すると言われます。1日の約8割を寝て過ごすとは、正しく怠け者。尚15時間睡眠程度では"寝不足"になるらしいですね。ちなみに僕はお休みの日に21時間くらい寝たこともあるので睡眠時間では負けてません。

ナマケモノの食事

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Photo byChristian Mehlführer, User:Chmehl
ナマケモノは恐ろしいほどの少食で、1日当たり葉っぱを8g摂取すれば問題ないとのこと。ちなみに生態が近いとされるコアラは1日500gほどユーカリの葉を食べるのでその差は歴然。

この要因は、上記記載の変温動物である特徴をフル活用し代謝を抑えているから。だからこそ1日20時間も寝れるし、食事も最小限で済んじゃって燃費効率高い。
尚好きな葉は90種類ほどあるとされ、怠けている癖に意外とグルメっぽい感じが腹立たしかったです。

また1日に摂取する量が少ないので排泄も1週間から10日に1回程度なのですが、ナマケモノさんはこの排泄により永久機関をつくりあげています。

ナマケモノ永久機関

(1)ナマケモノ、週1回くらいで樹を降りて排泄する。

(2)ナマケモノの排泄物に蛾が卵を生む。

(3)卵が孵化し、蛾が成長。

(4)成虫になった蛾が樹上のナマケモノに寄生。

(5)その蛾から発生する微量の窒素と排泄物からナマケモノ体表に苔が生える。

(6)それをナマケモノが食べる。

(7)(1)に戻る。

コイツ本当に「怠け者」なの。ちなみに発表された研究論文は

「その(生態の)おかげでナマケモノがより怠けるようになったのかもしれない」

と述べているとのこと。しらんがな。

ナマケモノの移動

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流石ナマケモノと言われるだけあって、移動速度は常軌を逸するほど緩慢です。
地上では大体1時間で16m程度しか移動できません。また追い立てた時でも1分間に1.8~2.4m程度と言われており、気が狂いそうな遅さですね。
ちなみに移動範囲は0.01~0.65k㎡とされています。0.01k㎡って。

まぁでもこの生態のお陰でジャガーやらピューマといった天敵に捕食され難いこともあって、立派な防衛策となっているよう。まさかコイツ狙って怠けているのか。

ナマケモノはすぐ死ぬ

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Photo byJAIRO BD
ナマケモノの死因は大きく大別して以下の通り

満腹なのに餓死する

ナマケモノは消化器官が特殊で、胃の中にいる微生物の働きにより1ヶ月ほどかけて内容物を消化しているのですが場合によっては中々消化されずにそのまま餓死することがある。つまり満腹のまま餓死というパラドックスが発生するわけですね。しんぴー。

ワシとかハゲタカとかに捕食される

ナマケモノの生活拠点は基本樹上なため、地上の天敵は回避できますが反面空の敵には滅法弱いっぽいです。一応擬態して防衛するも見つかってしまったら最期。
ちなみに大型鳥類であるワシの食事の約3割がナマケモノとなっており、正に天敵。ハゲタカにも非常食的存在と見做されているようです。不憫ですね。

運動しすぎると死ぬ

以下の動画をご覧いただきたいのですが(後半はナマケモノが食べられるシーンがあるので閲覧注意)

この動画から見て分かる通り、ナマケモノって天敵に迫られてもチョー緩慢なんですよ。もうすごいのんびり屋さん。でもこれには理由がありました。

ナマケモノは運動しすぎると死ぬ」

厳密に言えば運動し過ぎると"発熱して"その熱で死ぬでしょうか。
ナマケモノ代謝が低いため日々の運用は楽チンですが、その生態が首を締めてるっぽいですね。つまりピューマだかジャガーに食われても死、必死に逃げても死ぬわけ。怠け者に対し、自然は厳しい。

ナマケモノの握力

0kg(ソース不明)

・・・・・・・・。

まとめ

「人間界のナマケモノ」を自称しナマケモノがナマケ界の1位なら僕は万年2位だななんて思っていたのですが、調べている途中で「コイツまさか生き抜くためにわざと怠けている?」「繰り上げ1位?」と疑心暗鬼にも似た戸惑いを感じました。
しかしまぁちゃんと見てみたら、なんてことないぶっちぎりでナマケモノはナマケ界の王者でした。なんだよ、移動範囲0.01k㎡って。

そんな感じでナマケ界に於いて1位と2位以下では隔絶された分厚い壁があります。「怠け」でもトップが取れないなら、もう頑張って生き抜くしかないですね。梅雨ダルいけど頑張りましょう。以上です。
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