ペンギンを飼いたい方に知ってもらいたい5つ注意点と可愛いペンギンたち
Photo by Christopher.Michel
前にも以下のような記事を書いたのですが
フクロウを飼う時に見て欲しい8つの注意点と私が欲しいフクロウ - 自省log
私は鳥類が好きなようでして先日映画「皇帝ペンギン」を観たことも合間って「ペンギン飼いたい、飼いたい」ってなったので飼う方法を調べてみました。
結論を先に申し上げると
・ペンギンは種類によって法的な問題がある
・飼育環境を作るのは不可能ではないが、莫大な費用がかかる
・ペンギンはもう信じられないくらい可愛いけど、手がかかる
上記に伴いその注意点など5つの項目に分けて記載しましたので飼いたい方はご参考までに見てください。尚、筆者である私は金がなさすぎて現時点では諦めております。
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1.ペンギンの購入、持ち込みには法的な問題がある
私は小さくて可愛い動物が好きなので、ペンギン飼いたいと思った時に欲しかったのが以下の2種
フンボルトペンギン
Photo by otsuafnitsua
ケープペンギン
Photo by Paul Mannix
ただこの2体はワシントン条約で野生個体の商取引が禁止されているようなので、避けるべきでしょう。
に指定されています。
ワシントン条約付随書によると野生個体の商取引は禁止なようですが、いくつか日本で卵が孵った個体であればOKなどの記載がありました。ソースがなかったので詳細は記載しておりませんが気になる方は調べてみてください。ちなみにケープペンギンを飼っているブログもありますので、国際法的に問題のない入手方法があるのかもしれません。それにしてもケープペンギン禿げあがるほど可愛いです。
しかしながら、本記事で法を破るものを勧めるわけにはいかないので今回はこの2種を除外した上で条約に引っ掛かっていない種を検討しましょう。
2.ペンギンの種類
ところでペンギンってものすごい寒いところに住んでいる印象だったのですが種類によっては日本でも飼育可能とのこと。
ペンギンは世界に17あるいは18種類(学者によって見解が違う)存在するのですが
http://www.penguin-jp.net/type.html
現存する17、8種類の中で暑い環境でも生きられるペンギンは3分の1程度。もし日本で飼うならばキング、ハネジロ、コガタ、フンボルト、ケープらへんが挙げられそう。ただ前述のとおりフンボルト、ケープは国際法上NGなのでそこを差っ引いたときに以下などいかがでしょうか。
3.ペンギンの購入費用
率直にいってペンギンめっちゃ高いです。ざっと調べた感じだと種類によって違うのですが70万円~高いのものだと1000万円超えもあるとのこと(ちなみにキングは200~300万以上)
また時価となっているので、タイミングによって金額も変わるのでしょう。中には違法で販売している業者もあるかもしれないので、気をつけて下さい。
ただペンギンを購入するだけで最低数百万単位での予算が必須です。
4.ペンギンの飼育環境を作る
前述の通りペンギンを買うことそれ自体にもう結構金額がかかるので既にフラフラなんですけど、それ以外でもペンギンを飼うには飼育環境を検討しなければいけません。
以下は引用元からの抜粋なのですが
・ストレス解消のためのプール
・毎日大量に食べる魚
・フンの掃除、強烈なペンギン臭
・鳴き声による騒音
引用元:ペンギン飼える?
この辺がボトルネックになります。個別に見て行きましょう。
ストレス解消のためのプール
プールの有無を考えると特に私が住んでいる地域ではほぼ実現不可能っぽいのですが既にプールを持っているor池のある方は検討の余地があります。
また以下の記事では風呂で代用しているみたいなので、工夫次第ではプールなどがなくても不可能ではありません。
ちなみに水は海水がオススメで、どうしても淡水じゃなければダメという場合はエサに塩を含める必要があるとか。
http://sensuibaka.exblog.jp/17471067/
毎日大量に食べる魚
エサの目安は個体の自重の8%~10%程度とのことなので、スーパーなどを活用して購入した場合エサ代は年間で10~15万円程度で済みそう。
鮮度の高い魚じゃないとダメーという記事もあるのですが
ふつう、ペンギンのエサは冷凍魚を使います。鮮魚は割高で価格の変動が大きく
不漁で入荷できなければ大変ですし、寄生虫の心配もあるので冷凍魚を解凍して与えます。
引用元:http://pe.kumi-tsu.com/article/155969368.html
との記述もあり、鮮度はもちろん憂慮すべきですが冷凍でも可能という見解でしょうか。業者や卸市場など安く購入できる環境があればエサ代の削減はできそう。
フンの掃除、強烈なペンギン臭
飼育環境にも依存しますが基本的にペンギンを犬などのように躾けるのは困難なので「フン」の問題がついて回ります。撒き散らされる可能性が高いのです。これをしっかり片付ける根気やニオイをガマンする胆力は必須でしょう。またペンギン自体も生臭いニオイはしますのでその点も問題ないか考えなければいけません。
鳴き声による騒音
これは私も知らなかったのですが、鳴き声は総じて大きいようですので防音設備あるいは近所迷惑にならない環境での飼育が必要です。
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これら以外にも病気になったときの対処法や複数飼う場合に発生する雛の問題、毛の生え変わりに関する対処なども検討すべき項目です。
以上からペンギンを飼うには様々なコストがかかることは覚悟しなければなりません。
5.倫理観的問題
ペンギンは個体数が激減している種類もおり、前述のワシントン条約に違反していないにしても「絶滅危険性を示す指標であるレッドリスト」に掲載されている種が含まれます。
それらを考えると、果たして飼育の素人が飼うべきなのかどうかという問題に苛まれますね。法に反しないため、飼うことの是非は個人の見解次第ですが、その点も注意して検討したいところです。
まとめ
以上のことをまとめると
・ペンギンを飼うならキングペンギンなどの種が現実的
・購入代金とそれ以外の費用が数百万~1千万円以上することは覚悟する
・飼育が出来ないわけではないが、困難な点も多い
・でもペンギンは可愛い
というわけでペンギンを飼うには、かかる費用も検討すべき項目もかなり多いので、一般人たる私は水族館で眺めるまたは、映画を見ることで当面ガマンするしかないと結論付けることにしました。
私が何かの間違いで億万長者になった暁には本格的に飼育することを検討しますのでより詳細な情報に関してはあと40年ほどお待ちください。
最後ふわっとした感じの締めとなってしまいましたのでペンギンの画像を貼っておきますね。
Photo by longhorndave
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