自省log

毎日5分をムダにしたな。と思えるブログ

DVDを延滞した時、スマートに返却する方法を考える。

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ブログを自粛している最中は、時間が膨大にあってヒマ過ぎたので部屋をしっちゃかめっちゃかに荒らしまわる「一人泥棒ごっこ」をして遊んでいたのだが
戸棚をかき回していたら「ted(テッド)」のDVDが出てきた。どうやらレンタルらしい。


こんなの借りたっけ~?と、おもむろにレシートを見てみると

返却日:9月28日

今は御存知の通り、11月2週目である。軽く計算してみると

延滞料1日300円×45日=13500円

ぴゃーーー!!!

私はテッドを借りた記憶がない。と言うより観た記憶もない。だが過去ばかり振り返っても、過ぎた日は戻ってこないのだ。ならば返しにいくしかない。
ただこのまま返しにいくと、きっと恥ずかしすぎて赤面しちゃうだろう。何かカッコイイ返し方はないか。

DVDを延滞した時、スマートに返却する方法を考える。

方法1 サンバのリズムに乗って返却する。

音楽に国境はなく、音楽は人を平和にする。ならばリズムに乗りながら返却すれば恥ずかしさも和らぐのではないか。もうなんか「shall we dance??」みたいなノリで行けば、全てを煙にまける気がする。
すごくスマートではないか。

方法2 土下座しながら返却する。

何事も誠意を持って、堂々とすれば恥ずかしい事は何もない。もう自宅から土下座くらいの勢いで、土下座で入店し、返却しつつ土下座して、そのまま土下座しながら帰れば
赤面した顔も見られないし、誠意も見せられて且つスマートなので、一石三鳥なのである。

方法3 ワイルドな感じで返却する。

テッドは見ていないが、CMなどでワイルドなクマのぬいぐるみがワイルドな感じで女性を口説いていた。クマのぬいぐるみですらワイルドにいけば女性を口説けるのだ。人間の私ならワイルドにいけば少しも恥ずかしくないのである。「13,500円?ふん、釣りはいらねぇあばよ!」みたいな感じで行けばきっと女性店員なんか虜になってしまうに違いない。めっちゃスマート。

DVDを返しに行こう。

取り敢えずこの中で最もスマートだった「ワイルドな感じで返却する」を試してみる事にした。
胸を張り肩で風を切りながら、威風堂々と言った佇まいで店員さんに声かける。

私「おう、ねーちゃん。これ返却したいんだけど?」

今まで出した事のない重低音のワイルディボイス。店員さんは若い女性だ。心なしかメロメロになっている様に見える。

店員「ありがとうございます、今確認しますね」

そう素敵な笑顔で語りかけてくる。

ピ、ピ…!!?

画面を見ていた店員さんが急に青ざめた。恐らく、1万を越える延滞料などあまり見た事がないのだろう。

店員「お客様、申し訳ございません。こちら、延滞がかなりたまっておりまして…」

私「知っているよ。いくらだい?」

私はまだ堂々とした顔つきを崩さない、想定の範囲内だからだ。全く隙を見せずワイルドに立ち振る舞う。
これでポンと払えば、彼女はもう私の虜猫まっしぐらなのだ。決め台詞のあばよ!も忘れない。

店員「すいません、29,100円になります…」

私「ぴゃーーーーーーーーーーー!!!」

店員「こちら返却日が7月28日となっておりまして…97日分の延滞です。」

私「ぴゃーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

あまりに前過ぎて、印紙が擦れて「7月」が「9月」に見えたようだ。
それにしても30,000円って。

その後、彼女を虜にするどころか捕虜みたいな感じで肩を落としながら、延滞料を支払った。
これ以上ない赤面でお店を後にする。
そんな話を同僚にしてみたら「普通に定価で買い取れるらしい」とか言ってて
会社でぴゃーーーーーーーーーーーーーとなったのは言うまでもない。