ハチと私のタイトルマッチ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131003-00000009-scn-cn
こんな記事が流れてきた。なんとも恐ろしい事件だ。
突然ではあるが私はハチが苦手である。特にスズメバチは怖い。怖すぎる。
まずあの見た目。すごい黄色。あと黒いシマシマ。
なんか飛んでる音とかも、ドデカイし
1回刺したら力尽きると理科の先生が言ってた「蜂のお約束」的なものを平然と破ってくる。
漠然と怖いなぁ~とは思っていたが、以前1匹のオオスズメバチが我が家に迷い込んできた時から、かなり現実味を帯びた恐怖に変わっている。
ハチと私のタイトルマッチ
8月も終わりに差し掛かったある休日、私は仕事の疲れもあり昼過ぎまでグータラ眠っていた。
忘れもしない12時15分。そんな私の安らかな眠りは「バリバリバリ」「ガツン」と言う異音に妨げられた。
スズメバチだった。
私は起き抜けである事に加えその大きさ、その不気味な羽音に足が完全に竦んでいる。
ちなみに私の家の間取りはこんな感じなので
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※余談ですが、このサイト間取りが簡単に作れるのでチョーオススメ
リビングを縦横無尽に飛び回るハチに、今正に追い詰められている状態と言える。
まずはハチが止まったところを見計らってキッチンへダッシュする。
キッチンとリビングの間には扉があるので一旦閉じ込める事で落ち着いた。
さて、どの様に退治したものか。
やはり怖いのは「針」だ。あれに刺されるのはマズイ。しかもスズメバチは何度も刺してくるのだ。まずは防御を堅めなければと蜂の動向を伺いながら、部屋を出入りし装備を整える。
まずは足。ダボダボのスウェットを履き、靴下にINする。
あと腕。なんか手袋とかなかったのでなんやかんやあって靴下で代用。
顔面は結婚式のビンゴ大会でもらった糞いらない馬のお面で仕上げた。
武器は何もなかったので、スリッパに運命を託す。
負けられない戦いがここにはある。
戦いの火蓋が切られた
赤コーナーは昆虫界の絶対王者スズメバチ、対して青コーナーは私
相手の戦法はヒット&アウェイ。蜂のように舞い、蜂の様に刺すスタイルだ。
私はどちらかと言えば、恋愛も何もかも受け身なタイプなので待ち続けるスタイルで対抗する。さっき勢い余ってスイッチを押したルンバがレフェリーとして見守る中、戦いの火蓋が切られた。
ハチと私のタイトルマッチ
スズメバチ - 私
レフェリー ルンバ
前半戦は五分五分。私のスリッパ攻撃は何度も空を切ったが、ハチも私の重装備に攻めあぐねている様子だ。ハチ有利と思われていた大方の予想を裏切り善戦する私。ただルンバは結構邪魔だった。
しかしここで彼を止める訳にはいかない。ハチは既に怒り心頭といった面持ちなのだ。今隙を見せたら殺られる。
お互い決定打がないまま、時間ばかりが過ぎていく。
部屋はハチの羽音とルンバの機械音、エアコンのファンが入り乱れるちょっとした混沌の様相である。
お互いがお互いを探りながら、虎視眈々と必殺の隙を狙っている。
勝負が動いたのは試合開始から、約20分。
ハチが羽を休める為に、TV台に捕まった一瞬の隙を突き私の一撃がハチを捉えた。
地面に力なく崩れ落ちるハチ。
勝利を確信したその瞬間
レフェリーのルンバが、ハチを吸い込んで壊れた。
ハチと私のタイトルマッチ結果
スズメバチ× - 私◯
レフェリー ルンバ ×
こうして私とスズメバチのタイトルマッチは
レフェリーが勝手に自爆したお陰で
大量の汗と計12,000円の修理費用を残して幕を閉じた。
何が言いたかったのかと言うと
スズメバチはマジ恐ろしいので気をつけて下さい。
あと、ハチ吸い込んじゃうとルンバ壊れるんで気をつけて下さい。