自省log

毎日5分をムダにしたな。と思えるブログ

鏡をよく見るが、決して「ナルシスト」ではない。

先日友人から

「お前ってよく建物のガラスに写っている自分とかよく見てるよね、あと鏡とか。ナルシストかよ。このカス。」(意訳)

的なことを言われまして、心にドーバ海峡並みの深い傷を負いました。

もう20年以上親交ある友人が、ここにきて何故そんなこと言ってきたのかはいっこうに謎なのですが、それはさておき

改めて言われてみると、確かに僕って鏡とかガラスに写っている自分をよく見るんですよね。もうめっちゃくちゃに見ちゃう。三面鏡とかあったら、右往左往して見ますからね。相当なものです。

それで、なんでそんなに見ちゃうのかな。やっぱりナルシストなのかな。と、考えていたところ一つの答えに到達しました。僕はね、

自分に自信がない

のです。

ナルシストって日本で浸透している意味合い的には「自己陶酔」とか「自分大好き」みたいな言葉じゃないですか。俺ってめっちゃカッコいい。俺ってやっぱ最高で、酔っちゃってる。だから鏡を見てしまう。

一方、僕の場合は「おかしいところないかな?」「人から見るとどんな風に見えているのかな?」そんなニュアンスが強いのです。
やっぱり変なやつだと思われたくはないし、もっと言うと「あの人なんか変な人を連れている」と恋人やら友人が思われたら申し訳ないから。というのが行動原理なのですね。つまり同じ行為をしていても、考え方の根本的なスタートが全く違うわけ。

そう思ったから、本日はそんなことをツラツラと書いてみました。この文章を読んでくれているごくわずかな人でも構わないので、思いを馳せてほしいのですよ。あなたの周囲にいる

「鏡やガラスに写る自分」をつい見てしまう友人や恋人

が、どんなことを思ってそれをやっているのかを。

もしかしたら公共の場で鏡を見るという"敬遠されがちな行為"をしている上に、自信がない自分の姿を再確認して全てを見失っている可能性もあるのだから。

自分のことが好きではない人間が、人様に好かれるなど到底できないことは分かっている。でも、だからこそ見てしまう。

「俺は大丈夫か」「私は変じゃないかな」

それを確認せざるを得ないのです。微かな心の平穏を保つためについ覗き込んでしまうんですよ。

だからあなたの近くにそんな人がいるようだったら、無下にせず優しい言葉をかけてやってください。

決して「お前ナルシストだろ?カス」などと言わず、物腰柔らかい口調で声をかけてやってください。そうすれば、世界は少し平和になると思うのです。

ナルシスト宣言

ナルシスト宣言

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