デートをドタキャンされたからぼっちで「アートアクアリウム展」行ってきた。
皆さんは「アートアクアリウム」というものをご存知だろうか。
これまで全国のべ300万人を動員した人気のイベントで、「金魚」と「アクアリウム」を融合させた新感覚の芸術作品展だ。日本橋にて7月11日金曜からスタートしている。
私は最近気になっていた女性をこのイベントに誘っていた。何故なら、今年からお酒を片手にアクアリウムを楽しめる「ナイトアクアリウム」というイベントがスタートしたからだ。
妖艶な照明の中、可愛らしい金魚とオシャレなアートを眺める。金魚はなんかチロチロしているし、その可愛らしさが母性的なものをくすぐり、なんやかんやあって私への好感度が爆上げされる。みたいな一分の隙もない作戦があったからである。
だが当日。待ち合わせの2時間前。LINEに一通のメッセージが。
「ごめんなさい。。今日、どうしても行けなくなっちゃった。」
!!!!!?
そう、まさかのドタキャンだった。この後、紳士的にメールを返せば良かったのだが、そこは心の激狭な私である。怒濤の如く問いただしてしまったばかりに、その後彼女が私のLINEを既読することは永遠になくなってしまったがそれはまた別の話。
私にはどうしても引き下がれない理由があった。このアートアクアリウムは当日券こそ1人1,000円なのだが、日時指定の場合は1人3,000円もするのである。それを買っていた私はもう引き下がることなんかできやしなかったのだ。
だが、もはや彼女との関係性は絶望的。ならば
・どっかのメディアに企画として提案する
もうこれしかない。そんなわけで長い長い前置きを終えて、これから本編に移行する。精神的に瀕死の状態で「アートアクアリウム」に行ってきた。
ぼっちで「アートアクアリウム展」に行ってきた。
アートアクアリウム(ナイトアクアリウム)とは?
まず前提としてアートアクアリウムについての情報を。アートアクアリウム(長いので以下よりアトウ)は「金魚」と「アクアリウム」を和テイストで融合させた新感覚のアート展だ。詳細は上でリンクしたサイトに書いてあるし、引用するのが面倒なので各自見てほしい。
前述の通り、今年からナイトアクアリウム(以下よりナイトウ)が始まっているのでデートのために、足を運ぶカップルが多い。ちなみに会場は以下のような雰囲気で
割合は
カップル 90%:女性2人 10%:ぼっち 私
という感じになっている。端的に言えば死にたい。この日は開催して初めての週末だったこともあり、混雑したようだ。平日の夜とかだともっと空いている気がする。
それでは各作品ごとに写真を撮ってきたので、ベタベタ貼って行く。
金魚品評
始めに姿を表す「金魚品評」は波一つない円形水盤的なもので、泳ぐ金魚を鑑賞する作品。鮮やかな水槽が周囲の暗さにて引き立っておりカップルで見たらさぞかし楽しいことだろう。カップルならな。私が流した涙が水盤に唯一の波を立てたことは内緒だ。
華魚撩乱(エレガンスダンス)
続いて、広いスペースに出ると目の前に大きな作品が現れる。この一見、念能力みたいな名前の「華魚撩乱(エレガンスダンス)」は上部を覆わない横長の水槽がひな壇の如く展示される豪華な作品である。すごくキレイだ。二人で見れたなら。
脇には階段があり、それを登ったり降りたりして作品を楽しむのだが疲れたカップルがその階段を簡易的なベンチのように使っていた。頭良いな、羨ましいなチクショー!
「大奥」巨大金魚鉢
階段を登りきると、豪華絢爛な作品が目の前に現れた「巨大金魚鉢・大奥」だ。
金魚を愛でる文化を築いた江戸時代の象徴の一つ「大奥」をイメージした作品らしく、何やら妖艶な香りがする。
是非とも直接ご覧いただきたい素晴らしいアートではあるものの、一人で見るには酷過ぎる。大奥では側室やら奥女中が様々な想いを秘めて涙したと聞くが、私もその気持ちが分かった気がする。一人だと泣ける。
ビョウブリウム
最後は「ビョウブリウム」というプロジェクションマッピングで締め。屏風状の水槽に、プロジェクションマッピングで物語が展開される作品でその迫力は圧巻である。是非ご覧いただきたい。私はもうあまり覚えていない。
まとめ
当日は開催初の休日だったこともあり、多くの来場者が見受けられた。しかもアトウではなく、ナイトウだったためカップルが多かったのだろう。
だが皆比較的スムーズに鑑賞できていたように思う。これは動線設計の巧みさによるところが大きい。
でもまぁぶっちゃけ「ぼっちで行く必要はないかな」というのが、正直な所感だ。女性比率が高いため
女子二人で仕事終わりの息抜きに
カップルがデートで
使うのに最適だと記しておく。間違っても男一人で行くべきではない、精神的にやられることは請け合いなのだから。
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そんなわけで連々と書いてきたのだが、最後に一つだけ言っておきたいことがある。
私は冒頭で「どっかのメディアに提案する」と記載した。当初はこれをどこかに持ち込もうと算段して書いていたのだが、もうお察しの通りあまりに悲惨過ぎたからか全ボツを食らった次第である。だからブログに書いたのだ。
もう色々泣きそう、金魚になりたい。以上。
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