自省log

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夢をかなえるゴッキー

夢をかなえるゾウを読み返してみた - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】

ちょっと前になるのですがこちらの記事を拝見させていただきました。
この記事を読みながら、あぁ~ガネーシャこんなこと言ってたな。懐かしいな~。なんて思いましてね、僕も久々に読み直してみようかなと恭しく手にとってみたのです。

昔読んだことがあるので、ザーッと斜め読みくらいの気持ちで開いたんですがいっちばん最初の項目、物語の導き手であるガネーシャが「靴みがけ」みたいなことを言うシーンを改めて読みまして、入社1年目のとき上司が「靴は絶対に自分で洗え」とガネーシャっぽい顔しながら言っていたのを思い出した。

まぁ僕は今もまだ十分青い男なんですけど、当時の青さったらもうコバルトブルーもコバルトするくらいの青さだったもんだから始めはちゃんと洗ってたけど、途中で完全に投げ出しちゃったわけ。
うちのガネーシャ(上司)は本の中の彼とは違って次のお題を出してくれるわけでも、靴を洗う意味を教えてくれるわけでもなかったから「こんなの無意味だ。」「汚れたら買い直せばいいじゃん」って。思っちゃった。
洗うという行為の本質も分からず、ただ洗うことばかりに着目していたから。

でもあれから時間が経ち冒頭のエントリをきっかけにして当時の青さ、未熟さを痛感した。そんな時もあったなって。そんな自分もいたなって。

そんで急に懐かしくなってきちゃったから、じゃあ久々に靴でもしっかり磨いてみようかな~って洗い始めたのは良いんだけど、靴の裏を見て腰が抜けました。

ゴキさんがついているんです、ゴキさんが。ゴッキーだかガッキーだか分からないけど靴の裏についてるんです、いつかそれだった何かが。
本来なら気持ち悪ってなるじゃないですか。でもね、それを見て他人事じゃないなって思った。社会と言う名の大きな靴に踏まれたら僕もすぐこうなっちゃうんだろうなって。
だから人は走らなければいけない。前に進まなきゃいけない。いずれ来る大きな靴に踏まれないように、自分が潰される危険を避け続けるために。

かつて靴を洗うことを放棄したあの時から僕は成長できているのだろうか。あんまり自分じゃ実感できないけど、まだ潰されていないから少しは前に進めているのかな。
そんな大事なことをガネーシャならぬ、ゴネーシャが文字通り身を呈して教えてくれた。彼に感謝しなければならない。

でもまぁやっぱり気持ち悪いので靴は捨てたんだけどね。
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