自省log

毎日5分をムダにしたな。と思えるブログ

駄菓子屋の懐かしさに涙する。

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近所の駄菓子屋が閉店した。引っ越しした当時見かけて、未だに駄菓子屋をやっているなんてすごいな。と関心したものだがやはり経営が厳しかったのだろう。
聞くところによると地域の老夫婦が長年経営していた様だ。私は途中から来た人間なのでこの駄菓子屋に何か特別な思い出がある訳ではないが、やはり閉店を目の当たりにすると少し寂しい気持ちになる。

と言うのも、私の小学生時代は駄菓子屋が中心だったからだ。学校終わりに少ないお小遣いを持って集まり皆で何となく過ごす。あの頃を思い出すとそこには必ずと言っていいほど、駄菓子屋から見える景色があるのだ。
そんな淡い思い出をこの駄菓子屋に投影し、感傷的な気持ちになったので懐かしいお菓子でも見て号泣しようと思った。

駄菓子屋の懐かしお菓子

色々探してみたら、普通に売ってた。個人的にネットで注文するのはなんかちょっと味気ない気もするが多分食べたら懐かしさ全開で涙するんだろうな。
リンク先でも購入出来るし、Amazonにも結構あったのでご興味のある方は是非、大人買いしてみてはいかがだろうか。

きなこ棒 10円

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http://ewatari.jp/?pid=23488777
駄菓子屋と言えば私はこれ。オードブル感覚で、まずきなこ棒からが通だった。爪楊枝が赤く塗ってあるともう1本貰えるので何本連続で行けるかを競ったのは良い思い出である。ただよくよく考えればあまり美味いもんではなかったけどなんかついつい食べていた。

10円ガム 10円

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駄菓子 > ガム > コーラガム 単価8円×55+5入
逆に邪道だと言われていたのは、10円ガム。2つに割れるタイプなので2回楽しめるしガムなので持続力もあってコスパを高い。しかし他のお菓子の邪魔をする事請け合いなので、これを最初に食べる奴は荒くれ者みたいな扱いを受けていた。コーラとヨーグルトが好きだったが無難にコーラが多かった。

ココアシガレット 30円

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ORION’Sココアシガレット 「駄菓子堂」
30円と駄菓子屋の中では中堅に当たるお菓子だったが、6本入っているのでお得感がある。銀歯の治療中だと少し歯に詰まった。大人のタバコに憧れてくわえたりして今思えば随分痛々しい事をしていたものだ。

チュッチュッゼリー 20円

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チュッチュッゼリー(30本入り)単品参考上代20円 - 【駄菓子の通販】駄菓子とおかしのみせ エワタリ
「チューチュー」かと思ってたら、正式名称は「チュッチュッ」らしい。見るからにエグい色をしたゼリー状のお菓子。暑い夏にはぬるくなるけど喉が少し潤った気がするのでよく買っていた。またココアシガレットを買うか、これと10円ガムを買うかでとても悩んだ事を覚えている。

らあめんババア 20円

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よっちゃん らあめんババア 18g×20袋
べビースターラーメンなどと同じカリカリ麺。後述のブタメンを買えない時はこれにお湯を入れてもらい、半分だけ簡易ラーメンにして残り半分は普通カリカリ食べると言った柔と剛を併せ持つ存在感が秀逸だった。お腹も心も満腹になる二度美味しい商品だ。よっちゃんのスルメイカの会社が作っていたと今知った。

ブタメン 60円(お湯10円)

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駄菓子 > ラーメン > ブタメン・とんこつ 単価56円×15入
私の中で、駄菓子屋の最高級商品。ちなみに10円追加するとその場でお湯を入れてもらえるサービスがついていた。お駄賃を多めに貰った時などは真っ先にこれを買いに走ったものである。
冬の寒い時期にこれで暖を取りながら、感じたささやかな幸福感を私はもう忘れてしまった気がする。
また「タラタラしてんじゃねぇぞ」を入れるとピリ辛風になる裏ワザも出回り、これが出来るやつは金銭面的にも一目置かれる存在だった。

あの頃の駄菓子屋に思いを馳せる

昨今首都圏の駄菓子屋はかなり少なくなっている。コンビニなどが乱立し、畳まざるを得ないのだろう。しかし当時の私にとって駄菓子屋はコミュニケーションの起点だっただけに少しセンチな気持ちになった。前に駄菓子屋バー的なものに行ってみたが、やっぱりなんか違う。きっと心が薄汚れたからに他ならない。

世は諸行無常であり、繁栄したものもいつか必ず衰退する時が来る。駄菓子屋もそんな運命だったのかもしれない。そんな事を考えながら、閉店告知の張り紙を凝視したところ下の方に告知が書いてあった。

来年2月NEW OPEN!!麺屋◯◯を乞うご期待!

何がどうなってそうなったのか、全然分からないのだが来年からラーメン屋を始めるらしい。
店主は駄菓子屋の老夫婦。近くに大手ラーメンチェーンいくつかあるんだけど、大丈夫かな。この老夫婦の第二の人生を強く応援したい。