自省log

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小さいおじさんライフハック

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先日家で佇んでいると、ふと携帯電話がないことに気付いた。
周りを見回してもないし、鞄の中やジャケット、ズボンのポケットまでありとあらゆるポケットを総なめにしてみたがまるで気配がない。

まさか落としたのだろうか。これは困った。何しろ携帯電話には仕事関係の個人情報だけでなく、私の親も知らないコンフィデンシャルな情報がたっくさん詰まっているのだ。
つまり携帯を見られる=私の全裸を見られると言っても過言ではない。
そんな感じで、焦りながら探していたが、ふと鍋の中を覗いたら携帯が置いてあった。不思議な事もあるもんだ。

冷静に考えて、私は鍋に携帯を入れた覚えはない。御存知の通り鍋は何かを調理するものだ。また携帯も食材ではないので携帯が鍋に入っているなどお門違いもいいところである。では何故こんなところに携帯が入っているのだろうか。私は一つ仮説を立てた。

小さいおじさんが私の携帯を移動したのではないか?

小さいおじさんは諸説あるがその名の通り身長8cm~20cm程度の小さなおじさんだ。いたずらをよくするらしい。
小さいおじさん - Wikipedia

今回は小さいおじさんになくされた可能性があるものを列挙する。


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小さいおじさんになくされたもの

スラムダンク15巻

私は中学~高校とバスケットボールを嗜んでいた。バスケ部と言えば、やはりスラムダンク。私もご多分に漏れず読んでいたのだが一番お気に入りの15巻だけある日突然、消えてしまった。3年後、友人の家の本棚から見つかったがこれは小さなおじさんが友人の家に持って行った可能性がある。

大きいおじさん

私のおじさんはなかなかフワついた人物で、いっつも酒を飲んでは寅さんの様な生活をしているのだが、ある日突然いなくなった事がある。
「俺は新しい人生をやり直す」そう書きなぐった置き手紙を置いて。その後、捜索するも全く見つからなかったが2日後、人生をやり直しているはずのおじさんが自宅で発見された。やっぱり寂しくなったらしい。これも小さいおじさんの仕業ではないだろうか。

遊園地チケット

学生の頃、好きだった女の子をデートに誘った。遊園地だった。私は意気揚々とチケットを渡し、彼女も快く受け取ってくれたのでデートを楽しみにしていたが気付けば自分の分がなくなっていた。不思議に思いつつ、結局日程も決まらずそのまま流れてしまった。その後風の噂でその遊園地で遊ぶ彼女と同級生(男)の話を聞いた。これも多分小さいおじさんがチケットを持って行ったに違いない。

人生にワクワクしていたあの頃

小学生の頃は毎日が冒険、毎日新しい発見や明日は何があるのだろうとワクワクどきどきしていたものだ。しかし今はどうだろう。平日は血反吐を吐く様に働き、少ない週末を憂い、絶望しない様に自分を奮い立たせているのではないか。あの頃の人生へのワクワク感はきっと小さいおじさんが持ち去ったのだ。

青春の恋わずらい

人は恋をする。恋は辛く、苦しい事も多いが人生を充実させてくれるスパイスだ。若かりしあの頃は、毎日ドキドキしていた事を覚えている。
胸が苦しくて食事も喉を通らない、夜も眠れないし、メールが帰ってくればその内容に一喜一憂する。そんな恋煩いをいつしか私は忘れてしまった。小さいおじさん、私の恋わずらいを返してくれ。

まとめ 小さいおじさんのせいにして人生を豊かにしよう。

人間をやっていれば辛いことも病んでしまう事も沢山ある。忘れたい思い出も沢山あるだろう。
そんなやるせない感情を「あれは小さいおじさんのせいだったんだ」と思うことで心の負担は軽くなるのではないだろうか。
嫌だった事、泣きそうになった思い出、もう二度と繰り返したくないあの出来事。それら全てを小さいおじさんのせいにして前を向く

「小さいおじさんライフハック

人間は弱い生き物である。心に何かの拠り所がなければきっとすぐに崩壊してしまうだろう。だが私の様にそんな拠り所を持たない人もきっと多いはず。そんな時は小さいおじさんに頼って楽になるのはいかがだろうか。
負の感情を一心に受ける、そんな小さいおじさんに感謝して私は今日も、このささやかな人生を歩んでいくつもりだ。